行雲流水 -Wander as a cloud-

長春-上海 中国自転車の旅

上海到着!

11月15日午後5時、ゴールに設定していた上海バンドに到着しました。
9月21日に長春を出発してから56日目。総走行距離は2914Kmでした。

無事にゴールできたのも、皆さまからブログへのコメント、メールなどで度々励ましの
エールをいただいたお陰です。
応援いただき本当に有難うございました!

9月13日~15日までの日記、他にもバタバタしていてアップできなかった日記なども
今後徐々にアップしていく予定です。
これからもたまにブログをチェックいただければ幸いです。
再次衷心感謝大家!!

富樫史生
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蘇州へ

尾形大作の歌にもあるが、無錫といえば太湖のほとり。
が、結局太湖を目にする間もなく無錫の街を後にした。
もう20年近く前になってしまうが一度だけ太湖を見に無錫を訪れたことがあった。
その時に水質汚染で異臭を放つ太湖にがっかりしてしまって、
今回もわざわざ見に行こうという気持ちがわいて来なかった。
以前と比べて太湖の水質が良くなっているのか悪化してしまったのか。
せめて一目見てから街を離れれば良かったと蘇州へと向かう道すがらふと思った。
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無錫から蘇州へ向かう道は昨日と同じ国道312号線。
直進すれば蘇州にたどり着けるのだが、道が突然自動車専用道に変わってしまった。
手元にある大雑把な地図にはこの道以外で蘇州にどう行けばいいのかが表示されていない。
たぶん別のルートもあるのだろうが、その道を探しながら走っていたら大幅に遅れることは必至。
今晩は蘇州在住の心連心卒業生と会う約束をしているのでここで時間をロスしたくはない。
結局、危険を覚悟で312号線を直進することにした。
高速道路を自転車で走るようなものなので、自動車専用道から再び自転車も走れる普通道に変わるまでの約2時間の道のりは生きたここちがしなかった。
「五体満足で日本の地を踏めますように!」心の中でそう念じながらひたすらペダルを踏んだ。
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昼食を取れる店がなかなか見つからず、国道312号から少し外れた小さな路地でようやく露天の餃子屋を見つけた。車が通る度に埃が舞い上がり、店の周囲にはゴミが散乱していてけして衛生的ではないが、手作りの水餃子はとても美味だった。
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聞けばこの店をやっている4人家族は安徽省の明光からやって来たのだそうだ。
僕が自転車で明光を通ってここまでやって来たことを話すと満面の笑みを浮かべ喜んでくれた。
美味しい手作り餃子と温かい笑顔。
さっきまで張り詰めていた緊張があっという間に氷解した。
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白壁に黒い瓦屋根。
蘇州でよく見かける家屋だ。
だんだん蘇州市内に近づいて来た。
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17時半。今日の目的地である蘇州の繁華街「観前街」にあるホテルにチェックイン。
自転車と荷物を部屋に入れ、すぐに心連心プログラム卒業生の王さんの家へと向かう。
18時半過ぎ、ようやく王さんの家に到着。
家では王さんとお母さんが出迎えてくれた。
王さんは沖縄の高校に留学したのだが、すっかり「しまんちゅ」になってしまった。

「友達よりも仲間という言葉が好きです。」
東京で行われた帰国報告会の時にそう話した彼女の言葉が印象的だった。
中国では勉強一筋。試験でいい結果を出すことが全て。
それはやはり一個人の努力に頼る部分が大きい。
彼女は日本で部活動や文化祭、体育祭などを経験し、
仲間と一緒に一つの目標を達成する喜びを知ったようだ。
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ホテルまでは王さんとお母さんが車で送ってくれた。
別れ際、「先生、これプレゼントです。」
そういって彼女が小さな包みを渡してくれた。
車が視界から消えるまで手を振って見送った後、
部屋に戻って包みを開けた。
そこには小さな手作りのお守りが入っていた。
「一路平安」
その手書きで書かれた四文字を目にした時、思わず目頭が熱くなった。

上海まで後残すところ約100Km。
一期一会の旅のゴールはもう目の前だ。
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無錫-蘇州69km
総走行距離2810km

本日の宿泊先:莫泰168観前街店 観前街大成坊9-69号 TEL:0512-67703333
シングル:188元 朝食なし NET可 自転車の自室への持込み可














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太湖のほとり~無錫の街へ~♪ 折柳-無錫

鍵もかけられない窓一つないタバコ臭い最低のボロ宿を早々にチェックアウト。
今日の無錫の宿はもうちょっといい部屋に泊まりたいところだ。
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再び国道312号線。
この辺りの制限速度は時速100km。
自転車も走れる高速道路ってカンジだ。
自転車専用道を追い越し車線代わりに使う車も多いので
身の危険を感じることが多い。
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なんじゃコリャ?
まるで林のように多種多様な街灯が並んでいる。
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この鄒区というエリアは灯具の一大生産基地になっているようで
林立する街灯以外にも、あらゆる種類の室内灯やシャンデリア類なども大量に販売しているようだ。
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こういう風に車道、自転車専用道が完全に分けられているとずっと安全に走ることができる。
日本にも数年後に自転車専用道がかなり増えるらしいが、期待したいところだ。
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江蘇省の農村は他の地域の農村に比べるとずっ豊かなのか
3階建て、4階建ての家をよく見かける。
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お昼時。
トラックの運転手や工事現場の作業員などを対象にした露店食堂が賑わっていた。
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20代前半の若夫婦の経営。
10種類ほどある料理から自由に選ぶ事が出来、それにご飯とスープが付く。
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僕は野菜系3品と肉料理2品をチョイス。全部で8元だった。
値段の割に味もなかなか。
なるほど人気なのも納得。
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足元にいた子犬も美味そうに骨付き肉をかじっていた。
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道路標識を見たら「上海まで120km」の表示。
そんなに近いはずはない。
また誤表示だな…と思ったら、案の定更に10kmほど進んだ所に
「上海まで159km」の表示。
中国の道路標示は時々こういう誤表示がある。
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16時過ぎ、無錫着。
さすがは水郷無錫。街の到るところで水路を見かける。
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市の中心部は道路の大工事中。
あちこち掘り返されていて、街中が埃っぽい。
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今日の宿は金色豪門酒店。
ツイン、ネット可、朝食付き。
無錫市錫恵路2号 TEL:0510-66078888
http://www.wxjshm.com/
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オープンして1年足らずの新しいホテル。
260元と普段よりちょっと高めの部屋だが、昨日の宿が25元だったから
今日はちょっと贅沢することに。
昨日のボロ部屋ではあまりよく眠れなかったので
今日は早めに休むことにしよう。
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折柳-無錫81km
総走行距離2741km

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RICE ROAD 下蜀-折柳

一夜明けて外に出てみたら下蜀の街の様子が一変していた。
昨日はゴーストタウンみたいに閑散としていたのだが
いつの間にか通りには屋台や露店がズラリと軒を並べとても活気付いている。
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ちなみに昨日の夕方の様子。
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白い湯気に誘われて、肉包(肉まん)2つと菜包(野菜まん)1つを購入。全部で2元。
肉包はイマイチだったが、菜包はチンゲンサイや椎茸、干豆腐などが入ってて
なかなか美味しかった。
ちなみに東京で肉包を買うなら、世田谷通りのシャオリンのお店「鹿港(ルーガン)」がオススメですよ。
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買い物客でにぎわう市場。
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鶏、牛、豚、兎、いろんな肉を売ってる肉屋。
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燻製肉を売る店。
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悩みながら油条を揚げるオヤジ。「そろそろ油を交換しようかなあ。」(←想像)
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適当に撮った写真に写ってたのだが、よく見たら雲南ハニ族の竹筒鶏なんてのを売ってたようだ。
今になってみるとどんなものだったのか食べてみたかったなあ…。
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再び国道312号線。
下蜀を越えた辺りからはアップダウンから解放されてとても走りやすい。
時速20~24kmで走行。
こんな道ばかりだったらどんだけラクだろう。
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やはり江南は緑が多い。
今までの土地に比べると植生も多様。
人が一生懸命水をかけて緑をなんとか維持してるような地域とはエライ違いだ。
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上海まで258km。
自転車トラブルで予定が狂っただけに、今日はできるだけ常州付近までは行きたいところだ。
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華南は米が主食の米作エリア。
ちょうど収穫期ということもあって、黄金色の稲穂が重そうに首を垂れていた。
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ガードレールに延々と借り入れた稲が干してあった。
公共物勝手に使っていいのかなーとも思うのだが、誰も気にしてないようだ。
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同様に公道にも道いっぱいに籾が干してあった。
そういえば、河北省を走ってた時は道いっぱいにトウモロコシが干してあったなあ。
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16時を過ぎ。小学校からは下校する子供たちがワラワラとあふれ出ていた。
そろそろ今日の宿泊先を見つけないと。
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今日は折柳という場所に泊まることにした。
道行く人にどこかいい宿ないかと尋ねたら教えてくれたのだが
中に入ってみたらとんでもないボロ宿だった。
部屋には窓一つ無く、枕はヤニ色に変色、部屋に鍵をかけたら
「実はあの部屋の鍵をなくしちゃってね…」と、ドアの蝶番をドライバで外すハメになったり…と、
今回の旅では最悪の宿。それでもこの折柳の宿の中では一番いい宿なのだそうだ。

ちなみに一泊25元。お風呂は共同浴場、トイレも共用、その上ドア無し。
1年前に欧米人サイクリストが二人この宿に泊まったそうだが、
彼らは自転車を3階の自分たちの部屋まで担いで持っていったそうだ。(僕は1階の部屋に預けた)
よくその外国人たちもこのボロ宿に泊まったもんだなあ。
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下蜀-折柳72km
総走行距離2660km

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GJ号復活! 南京-下蜀

午前9:00栖霞のホテル、加佳賓館をチェックアウト。
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フロントで南京市内まで行くにはどうやって行くのが一番安いか尋ねている時に電話が鳴った。
李軍さんからだ。
「今から車で迎えに行くから南京市内のGIANTショップまで行こう!」
「え?でも仕事は?」
「いいから、いいから。あと10分ホテルで待っててくれ!」
それから10分後。李さんがメガネをかけた男性と一緒に現れた。
「李軍から話は聞いたよ。長春から一人で自転車でここまで来たんだってね。
ぜひ直接君に会って話をしてみたいと思ってね。」
受け取った名刺を見てみたら、李軍さんの会社の社長さんだった。
まさか社長さん自ら自転車屋まで付き合ってくれるとは…。
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「せっかくだからちょっとウチに寄ってお茶を飲んでから行こう。」
李安達社長さんはてっきり僕より年上だと思ってたのだが、まだ33歳の若社長。
そのまま車で彼の住むマンションまで連れて行ってくれた。
「僕は仏教を信じてるんだけど、全ての出会いには意味があるし、
君が中国を走ってあちこちでいろんな人たちに会って交流していることは
きっと日中の将来にいい影響を与えていると思うよ。君の旅の安全を祈ってこれをあげよう。」
そう言って李社長は観音像のお守りと小さな経典をプレゼントしてくれた。

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10時。GIANTショップ着。
グレートジャーニー(GJ号)はちゃんと直ってるかなあ…。
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GJ号は見事に復活していた!
「昨日あれから夜に修理したんですよ。パーツが無くて新車を2台バラしてなんとか直したんです。」
そこまでして直してくれていたとは…。
修理代を支払おうとしたのだが、「いいから、いいから。」と言って受け取ってくれなかった。
GIANTショップ南京店の皆さん、本当に有難うございました!
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GIANTショップ南京店の店内。かなり豊富な品揃え。
日本のショップでは手に入らないウェアやアクセサリー類も取り揃えている。
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GIANTショップで知り合った渋いサイクリストの潘さん(46)。
かなりのゲバラファンのようだ。
「仕事は何をしてるんですか?」
「職業?オレは自由人さ。」
うーん、カッコいいなあ。
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GIANTロゴの入ったサイクルジャケット。146元。
南京店に来た記念に購入。
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昨日走った同じ国道312号線を再び走ることに。
この312号線はラサまで続いているのだ。
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高速道路ではなく、普通の国道なのに制限時速100キロとは!
いくら自転車専用道があるとはいえ、やはりちょっと怖い。
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今日は下蜀という街で泊まることにした。
街の中心に向かう道は工事中で、ダンプカーやトラックで大渋滞中だった。
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今晩の宿、聚得来酒店。
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出来て間もない宿のようで設備はなかなか新しい。
NETが使えないのがイマイチだが、ツイン、自転車持ち込み可。80元。
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ホテルの前の道はやたら閑散としていて全然活気の無い街だなーという印象を受けた。
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南京-下蜀 51km
総走行距離 2588km

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