行雲流水 -Wander as a cloud-

長春-上海 中国自転車の旅

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蘇州へ

尾形大作の歌にもあるが、無錫といえば太湖のほとり。
が、結局太湖を目にする間もなく無錫の街を後にした。
もう20年近く前になってしまうが一度だけ太湖を見に無錫を訪れたことがあった。
その時に水質汚染で異臭を放つ太湖にがっかりしてしまって、
今回もわざわざ見に行こうという気持ちがわいて来なかった。
以前と比べて太湖の水質が良くなっているのか悪化してしまったのか。
せめて一目見てから街を離れれば良かったと蘇州へと向かう道すがらふと思った。
P1020695_R.jpg
無錫から蘇州へ向かう道は昨日と同じ国道312号線。
直進すれば蘇州にたどり着けるのだが、道が突然自動車専用道に変わってしまった。
手元にある大雑把な地図にはこの道以外で蘇州にどう行けばいいのかが表示されていない。
たぶん別のルートもあるのだろうが、その道を探しながら走っていたら大幅に遅れることは必至。
今晩は蘇州在住の心連心卒業生と会う約束をしているのでここで時間をロスしたくはない。
結局、危険を覚悟で312号線を直進することにした。
高速道路を自転車で走るようなものなので、自動車専用道から再び自転車も走れる普通道に変わるまでの約2時間の道のりは生きたここちがしなかった。
「五体満足で日本の地を踏めますように!」心の中でそう念じながらひたすらペダルを踏んだ。
P1020697_R.jpg
昼食を取れる店がなかなか見つからず、国道312号から少し外れた小さな路地でようやく露天の餃子屋を見つけた。車が通る度に埃が舞い上がり、店の周囲にはゴミが散乱していてけして衛生的ではないが、手作りの水餃子はとても美味だった。
P1020699_R.jpg
聞けばこの店をやっている4人家族は安徽省の明光からやって来たのだそうだ。
僕が自転車で明光を通ってここまでやって来たことを話すと満面の笑みを浮かべ喜んでくれた。
美味しい手作り餃子と温かい笑顔。
さっきまで張り詰めていた緊張があっという間に氷解した。
P1020701_R.jpg
白壁に黒い瓦屋根。
蘇州でよく見かける家屋だ。
だんだん蘇州市内に近づいて来た。
P1020702_R.jpg
P1020707_R.jpg
17時半。今日の目的地である蘇州の繁華街「観前街」にあるホテルにチェックイン。
自転車と荷物を部屋に入れ、すぐに心連心プログラム卒業生の王さんの家へと向かう。
18時半過ぎ、ようやく王さんの家に到着。
家では王さんとお母さんが出迎えてくれた。
王さんは沖縄の高校に留学したのだが、すっかり「しまんちゅ」になってしまった。

「友達よりも仲間という言葉が好きです。」
東京で行われた帰国報告会の時にそう話した彼女の言葉が印象的だった。
中国では勉強一筋。試験でいい結果を出すことが全て。
それはやはり一個人の努力に頼る部分が大きい。
彼女は日本で部活動や文化祭、体育祭などを経験し、
仲間と一緒に一つの目標を達成する喜びを知ったようだ。
P1020710.jpg

ホテルまでは王さんとお母さんが車で送ってくれた。
別れ際、「先生、これプレゼントです。」
そういって彼女が小さな包みを渡してくれた。
車が視界から消えるまで手を振って見送った後、
部屋に戻って包みを開けた。
そこには小さな手作りのお守りが入っていた。
「一路平安」
その手書きで書かれた四文字を目にした時、思わず目頭が熱くなった。

上海まで後残すところ約100Km。
一期一会の旅のゴールはもう目の前だ。
P1020712.jpg

無錫-蘇州69km
総走行距離2810km

本日の宿泊先:莫泰168観前街店 観前街大成坊9-69号 TEL:0512-67703333
シングル:188元 朝食なし NET可 自転車の自室への持込み可














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